インド・デリー大学 私費留学の手引き

デリー大学留学に必要な手続きを最新の体験談に基づいて記します。東京外大生、インドの大学に留学したい人向けの超コアなブログです。当方東京外大在学中。

2.Provisional LetterとStudent Visaについて

この記事では、出願完了後、Provisional Letterの受け取りからStudent Visaの発行までの流れを説明していきます。自分の行った手続きと共に、今思えばこうすればよかったかな、ということも併せて書いてみます。

 

⑴Provisional Letterについて

 

出願完了後、FSRオフィスからProvisional Letterがメールで送られてくると思います。自分の場合はまずメール文面、そしてPDFファイルで送られてきました。内容としては、要は入学できるので、記載された日付(6月下旬の一週間)に手続きをするように、という旨、また、手続きには必要書類の原本を持ってくる旨、そしてStudent Visaを発行してそれも一緒に持ってくる旨が記載されています。

この「Student Visaを発行して持参」これが厄介です。というのも、日本のインド大使館はStudent Visa発行のために航空券のEチケット含む各種書類に加えて、Provisional Letter「原本」を必要としますが、デリー大学はPDFをメールで送りつけてくるのみで、原本を送っては来ないのです。(加えてAdmission feeとCourse fee支払いのレシートも大使館は必要としますが、これについては、デリー大学はすべての手続き後でないと支払いできない、というのが制度としてあるのでどうしようもありません。その旨大使館に伝えればStudent Visaはおりますので無視で大丈夫です)

 

長いEメールでの争いの結果、記載された日付が迫っていたのもあって、僕は渡印してデリー大学に直接赴き、Student VisaのためにProvisional Letter原本を奪取することにしました。幸い旅行で使ったMultiple EntryのTourist Visaが余っていたからです。奪取後、すぐ帰国し、Student Visaを申請、そして7月下旬に再度渡印しました。結局、記載された日付なんて関係なく、7月下旬でも余裕で手続きできました。

 

振り返ってみて言えるのは、これを読む皆さんは焦る必要はない、ということです。自分のように余ったTourist Visaがたまたまある人は少ないでしょうし、上記のように「記載された日付」こんなのは過ぎても余裕、なんなら8月から手続きをしても大丈夫くらいなことがわかったからです。現にそんな人わんさかいるので。

だから皆さんは焦らず、デリー大学とメールで何とかやりとりしてProvisional Letter原本を自分の住所に郵送してもらうか、PDFで送られたProvisional Letterで大使館に掛け合って、渡印前にStudent Visaを発行してもらってみてください。意外といける気がします。無理だったら、Tourist Visaで奪取しに行きましょう。下記へ。

 

⑵Provisional Letter原本を奪取しようと決意した勇敢なあなたへ

 

ほとんどいないと思いますが、もしTourist Visaがあって、デリー大学が原本を送ってくれなかったり、PDFではStudent Visaが下りなかったりした方、もしくは下見も兼ねて原本取りに行ってみるか、という方のために、原本を奪取する手順を示しておきます。

 

まずデリー大学の手続きを行うFSRオフィスの最寄りは、デリーメトロYellow LineのVishwavidyalaya駅になります。歩いても行けますが、最初はわかりづらいと思うので、駅前のリクシャーワーラーにGate No.4と伝えるとすんなりいくと思います。

Gate No.4に着いたら、入ってすぐ右の建物、カンファレンスセンターに入り、正面の階段を上がって2階に行きます。上がったら右。Room No.11がFSRオフィスです。入ったら、日本では原本がないとStudent Visaが発行できない旨をはっきり伝えて、原本を貰って、任務完了です。このとき少しもめるかもしれません。手続きは7月8月でもいいか、ここで念を押し、さらに追ってメールを送って、記載された日付ではなく、手続きを7月8月に行う旨を伝えると安心です。